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この会について

活動の目的

活動の目的

 

 「不登校から考える」というこの会の名前には、親である自分自身の凝り固まった価値観を見つめなおし、新しい生き方を求める道をここから始めたいという意味を込めました。

 「人と違う生き方をすれば、嫌われ、見捨てられ、生きられなくなる」そんな不安や、凝り固まった価値観から、他者と自分の違いを否定し、苦しみを感じていました。まずは自分自身が居心地のよい生き方を見つける事、親が幸せであることが、ひいては子どもの幸せにつながっていくと信じています。

 誰もがありのままの思いを伝えられる場所、学びを共有できる場所、新しい価値観に出会える場所となることを目指して、活動を行っています。人と人とのつながりのきっかけを作り、立場を意識せず対等に話せる場を作り、思いや情報を共有していくことが目的です。

 否定ではなく、対話によって、理解によって、自分も相手も大切にできる関わり方を。そのためにコミュニケーションのコツを知り、実践できる場所。「Mix 不登校から考える会」というコミュニティから、相互理解のつながりの輪を広めていきたいと願っています。

「考える」を一緒に。ゆるく、つながる、コミュニティ

Mix 不登校から考える会

運営者

​運営者

 当ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 この会は「苦登校」の当事者だった個人が運営しています。この会を立ち上げたきっかけは「子どもの不登校」ですが、苦登校や、コミュニケーションに関する悩みの全般に焦点を当てながら活動していきたいと思っています。代表者でもあり、事務局でもある私の自己紹介をさせていただきます。

 私自身が子どもの頃、苦しみながら学校に通う「苦登校」をしていました。

 「周りに合わせるしかない」という状況は私にとって苦しいばかりで、がまんを重ねて学校に通っていました。無理をしなければ周りに合わせることができない自分を恥じ、強い自己否定感と生きづらさを感じてきました。

 

 親になり、子どもが「学校に行きたくない」と言った時、その苦しみは痛いほどわかりました。それでも、周りに合わせる事でしか生きられない自分には、どうしてあげたらよいのかがわからず、不安が焦りに変わりました。「無理に行かせる」という手段を選び、強い口調で子どもと対立してしまった事もあります。

 子どもの問題を自分の問題と重ねてしまい、必要以上に不安に駆られていたのだと気づきました。その不安をぶつけて、強い口調で登校を強制し、わが子はどんなに苦しかっただろう、今も心に残る傷を与えてしまったと、未熟な親である自分を責める気持ちも常にあります。

 

 まず親である自分の不安を解消することが必要だと感じました。「周りに合わせなければ生きていけない」その強い不安はどこから来るのか。自分らしく生きる道、居心地のよい居場所を自分で選んでいける道を探すためにこの活動をしています。

 臆病な私が活動を続けられる力の根源は、「子どもに幸せに生きてほしい」という切実な願いです。子どものおかげでこの活動を始める事ができ、活動を通して出会えたつながりから、「まず、親が幸せになる」という事の大切さに気づかせてもらいました。

 新しい価値観を持てたおかげで、ありのままの自分を大切に思えるようになり、不安なく思いを人に伝える事ができるようになりました。子どもをあるべき姿に導かなければならないという焦りがなくなり、「ありのままの姿」に目を凝らし、受け入れられるようになりました。

 子どもに何かを教え、導く「指導者としての親」ではなく、子ども自身のペースに寄り添っていく「伴走者としての親」であることを目指したいと思っています。そのために、自分自身が納得のできる豊かな生き方をしていきたいと思います。

 

 今もまだ、コミュニケーションの学びと経験を重ねている最中であり、未熟な親でもありますが、子どもの気持ちをありのまま受け止め、力強く寄り添える親でありたいと願って過ごしています。

Mix事務局

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